人気物件のスペック診断【パークハウス ザ ガーデン:その3(最終回)】
ご覧いただき、ありがとうございます。
引き続き「パークハウス ザ ガーデン 」のスペック診断です。
今回は細かな設備などを中心に一気にチェックしていきます。
■給水管はさや管ヘッダー工法? → さや管ヘッダー工法
<コメント>
もはや基本ですね。
■キッチン
・ディスポーザー → 有り
・浄水器 → 有り
・バス給湯操作パネル → 未確認
・食器洗い乾燥機 → 有り
<コメント>
ディスポーザーも、もはや標準として備わっていて欲しい設備です。
作動時の騒音が抑えらた仕様か、チェックしてください。
浄水器も標準で装備されていることが一般的になっています。
さほど水にこだわらない方には問題ないと思いますが、
例えば本格的にお料理をされる方にすれば、
一般的な浄水器では物足りないかもしれません。
バス給湯操作パネルについてはサイト上に写真が掲載されていますが、
わざわざ「給湯リモコン(浴室)」と記載されていますので
キッチンには備わっていないのかもしれません。
あわただしく夕御飯の準備をしているときには、
わずかの手間も惜しいもの。
バスタブにお湯を張るためにわざわざバスルームまで行かなくても
キッチンから操作できるバス給湯操作パネルがあれば
非常に便利だと思います。
ディベロッパーの販売員に要確認です。
食器洗い乾燥機は、あとから単体で別途購入も可能ですが
ビルトインタイプの場合、キッチン周りがすっきりします。
■洗面室(パウダールーム)
・曇り止めヒーター内蔵洗面鏡 → 有り
・洗濯機の目隠し扉 → 未確認
・リネン庫 → 有り&無し
・ヘルスメーター収納 → 未確認
<コメント>
特に冬場などに湯気で曇りやすい洗面鏡には
便利な曇り止めヒーターが内蔵されています。
リネン庫は、ウェブサイト上に掲載されている図面を見ますと
一部のタイプでは確認できませんでした。
洗濯機の目隠し扉は是非あって欲しい設備、というわけではありませんが、
高級仕様の物件などでは採用されていることがあります。
ヘルスメーター収納も図面上からは確認できなかったので
販売員に要確認です。
■バスルーム
・バスタイプ → フルオートバス
・浴室暖房換気乾燥機 → Yes
・ユニットバスサイズ → 1416~
・低床型ユニットバス → Yes
<コメント>
バスタイプについて特に記述がないのかなと思っていましたら、
さや管ヘッダーの仕組みを説明するイラスト上に表記がありました。
浴室暖房換気乾燥機や低床ユニットバスなど
バスルームで押さえるべきポイントはしっかりと押さえられています。
低床ユニットバスについては、またぎ込み高さの
具体的数値が記載されていませんので確認が必要です。
この数値がどれくらい以下なら低床ユニットバスと呼べる、
というような明確な定義は、私の知っている限り特にないと思いますが、
一般的には450mm以下となっていると低床ユニットバスと
称しているケースが多いようです。
ちなみに、現在発売されている製品では
400mm近い高さにまで抑えているタイプもあります。
ユニットバスサイズは、住戸の面積に応じていくかのバリエーションがあり、
図面上では最大1618タイプまで確認できました。
単に浴室内の面積が大きいだけでなく、
バスタブ自体もゆったりとした仕様になっているようです。
■トイレ
・便器タイプ → 未確認
・温水洗浄機能付き暖房便座 → 有り
・施錠方式 → 未確認
・扉のアンダーカット → 未確認
<コメント>
便器には、洗浄方式によっていくつかのタイプがあります。
詳しくはこちら をご覧ください。
便座については、ウェブサイト上に
「タンクレストイレ(ウォシュレット付)」とあります。
現在、ウォシュレット(TOTO)のラインナップには
温水洗浄機能と暖房便座が共通で備わっているようなので、
「有り」と判断しました。
施錠方式というのは、万が一、トイレ内で家族が倒れるなどのトラブルが発生した場合、
助けるために外からカギがあけることができるようになっているか、ということです。
扉のアンダーカットとは、換気(排気)がスムーズに行えるよう、
トイレの扉の下部にすき間が設けられているか、ということです。
いずれも基本的なことなので、
念のため販売員に確認されることをオススメします。
■玄関
・玄関アルコーブ → 一部有り
・耐震玄関ドア → 未確認
・玄関ドア:サムターン回し対策 → 有り
・玄関ドア:2ロック式 → 有り
・玄関ドアキー:リバーシブル&ディンプル → 有り
・インターホン → カラーモニター付。録画機能有り。
玄関アルコーブは、ウェブサイト上の図面を見る限り、
住戸がセンターインとなっているタイプ(住戸の
長手方向中央部に玄関をレイアウトしているタイプ)では、
アルコーブを設けていないようです。
売り手としては玄関アルコーブの役割というのは、
マンション住戸の大多数をしめる田の字型プランにおいて、
玄関を開けるといきなりリビングまで見通せてしまうという
プライバシーの欠如を補うモノと考えているようですね。
センターインの場合であれば、
そのようはことはかなり減るでしょうから。
耐震玄関ドアとは、地震の際にドアが変形してしまい、
住戸内から外に出られない、というようなことがないように
対策がとられているか、ということです。
その他の項目については、いずれもそつないですね。
■その他
・バルコニーのスロップシンク → 有り
・ネット環境 → 100Mbps
・24時間ゴミ出しスペース → 未確認
<コメント>
タワー型のマンションではありませんので24時間ゴミ出しスペースは
必ずしもなくてもいいのかもしれません。
しかし、あれば便利。
ネット環境については、土地の売主が東京電力であるためか
100Mbps回線15本の引き込みが予定されているようです。
よほどのことがない限り、
動画配信なども快適に楽しめるのではないでしょうか。
スロップシンクは、標準で備わっていて欲しいアイテムです。
<全体のコメント>
手慣れているなぁというのが、第一印象です。
ウェブサイトに掲載する項目の選び方や
それを表現するデザインについても。
マンション広告にありがちな
「目立つ=派手」という図式で頭がカチカチな
抵抗勢力系オジサンのディベロッパー担当者が
指示をして制作したというふうには見えません。
少なくともHP上では「良質なマンション」という雰囲気づくりに
成功していると言えるのではないでしょうか。
雰囲気だけで中身がないのは本末転倒ですが、
雰囲気(「ブランド」という言葉に置き換えてもいいかもしれません)
づくりは大切です。
本論から外れるので詳細は割愛しますが、
マンションのブランディングって日用品などの消費財とは異なり
特殊な要因があるゆえ難しく、軽視されがちです。
ディベロッパーの取り組みは、まだまだ足らないというレベル。
閑話休題。
すべての項目をチェックしたわけではありませんが
雰囲気だけでなくスペックもいいレベルに達している物件だと思います。
人気には、それなりの理由があるわけですね。
もちろん、小さなポイントまで見ていきますと
何ゆえサイト上に情報が掲載されていないのだろう
と疑問を抱くところもありますが、
モデルルーム販売員などへの確認が煩わしいほど
いくつもあるわけではありません。
マンションの魅力をウェブサイト上で
いかにして効率的なコミュニケーションで
潜在的な顧客に伝えるか、という視点から見ても
同業のマンションディベロッパーにとって参考になるかもしれません。
【上記は2005年11月17日現在のWebサイトに掲載されている内容に基づきます。また、数値などは正確であるよう に努めていますが実際と異なる場合もあり得ますので、購入を判断される際には必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。万一、当ブログの 情報に基づいて何らかの不利益を被られても当方は一切の責任を負いません。】
引き続き「パークハウス ザ ガーデン 」のスペック診断です。
今回は細かな設備などを中心に一気にチェックしていきます。
■給水管はさや管ヘッダー工法? → さや管ヘッダー工法
<コメント>
もはや基本ですね。
■キッチン
・ディスポーザー → 有り
・浄水器 → 有り
・バス給湯操作パネル → 未確認
・食器洗い乾燥機 → 有り
<コメント>
ディスポーザーも、もはや標準として備わっていて欲しい設備です。
作動時の騒音が抑えらた仕様か、チェックしてください。
浄水器も標準で装備されていることが一般的になっています。
さほど水にこだわらない方には問題ないと思いますが、
例えば本格的にお料理をされる方にすれば、
一般的な浄水器では物足りないかもしれません。
バス給湯操作パネルについてはサイト上に写真が掲載されていますが、
わざわざ「給湯リモコン(浴室)」と記載されていますので
キッチンには備わっていないのかもしれません。
あわただしく夕御飯の準備をしているときには、
わずかの手間も惜しいもの。
バスタブにお湯を張るためにわざわざバスルームまで行かなくても
キッチンから操作できるバス給湯操作パネルがあれば
非常に便利だと思います。
ディベロッパーの販売員に要確認です。
食器洗い乾燥機は、あとから単体で別途購入も可能ですが
ビルトインタイプの場合、キッチン周りがすっきりします。
■洗面室(パウダールーム)
・曇り止めヒーター内蔵洗面鏡 → 有り
・洗濯機の目隠し扉 → 未確認
・リネン庫 → 有り&無し
・ヘルスメーター収納 → 未確認
<コメント>
特に冬場などに湯気で曇りやすい洗面鏡には
便利な曇り止めヒーターが内蔵されています。
リネン庫は、ウェブサイト上に掲載されている図面を見ますと
一部のタイプでは確認できませんでした。
洗濯機の目隠し扉は是非あって欲しい設備、というわけではありませんが、
高級仕様の物件などでは採用されていることがあります。
ヘルスメーター収納も図面上からは確認できなかったので
販売員に要確認です。
■バスルーム
・バスタイプ → フルオートバス
・浴室暖房換気乾燥機 → Yes
・ユニットバスサイズ → 1416~
・低床型ユニットバス → Yes
<コメント>
バスタイプについて特に記述がないのかなと思っていましたら、
さや管ヘッダーの仕組みを説明するイラスト上に表記がありました。
浴室暖房換気乾燥機や低床ユニットバスなど
バスルームで押さえるべきポイントはしっかりと押さえられています。
低床ユニットバスについては、またぎ込み高さの
具体的数値が記載されていませんので確認が必要です。
この数値がどれくらい以下なら低床ユニットバスと呼べる、
というような明確な定義は、私の知っている限り特にないと思いますが、
一般的には450mm以下となっていると低床ユニットバスと
称しているケースが多いようです。
ちなみに、現在発売されている製品では
400mm近い高さにまで抑えているタイプもあります。
ユニットバスサイズは、住戸の面積に応じていくかのバリエーションがあり、
図面上では最大1618タイプまで確認できました。
単に浴室内の面積が大きいだけでなく、
バスタブ自体もゆったりとした仕様になっているようです。
■トイレ
・便器タイプ → 未確認
・温水洗浄機能付き暖房便座 → 有り
・施錠方式 → 未確認
・扉のアンダーカット → 未確認
<コメント>
便器には、洗浄方式によっていくつかのタイプがあります。
詳しくはこちら をご覧ください。
便座については、ウェブサイト上に
「タンクレストイレ(ウォシュレット付)」とあります。
現在、ウォシュレット(TOTO)のラインナップには
温水洗浄機能と暖房便座が共通で備わっているようなので、
「有り」と判断しました。
施錠方式というのは、万が一、トイレ内で家族が倒れるなどのトラブルが発生した場合、
助けるために外からカギがあけることができるようになっているか、ということです。
扉のアンダーカットとは、換気(排気)がスムーズに行えるよう、
トイレの扉の下部にすき間が設けられているか、ということです。
いずれも基本的なことなので、
念のため販売員に確認されることをオススメします。
■玄関
・玄関アルコーブ → 一部有り
・耐震玄関ドア → 未確認
・玄関ドア:サムターン回し対策 → 有り
・玄関ドア:2ロック式 → 有り
・玄関ドアキー:リバーシブル&ディンプル → 有り
・インターホン → カラーモニター付。録画機能有り。
玄関アルコーブは、ウェブサイト上の図面を見る限り、
住戸がセンターインとなっているタイプ(住戸の
長手方向中央部に玄関をレイアウトしているタイプ)では、
アルコーブを設けていないようです。
売り手としては玄関アルコーブの役割というのは、
マンション住戸の大多数をしめる田の字型プランにおいて、
玄関を開けるといきなりリビングまで見通せてしまうという
プライバシーの欠如を補うモノと考えているようですね。
センターインの場合であれば、
そのようはことはかなり減るでしょうから。
耐震玄関ドアとは、地震の際にドアが変形してしまい、
住戸内から外に出られない、というようなことがないように
対策がとられているか、ということです。
その他の項目については、いずれもそつないですね。
■その他
・バルコニーのスロップシンク → 有り
・ネット環境 → 100Mbps
・24時間ゴミ出しスペース → 未確認
<コメント>
タワー型のマンションではありませんので24時間ゴミ出しスペースは
必ずしもなくてもいいのかもしれません。
しかし、あれば便利。
ネット環境については、土地の売主が東京電力であるためか
100Mbps回線15本の引き込みが予定されているようです。
よほどのことがない限り、
動画配信なども快適に楽しめるのではないでしょうか。
スロップシンクは、標準で備わっていて欲しいアイテムです。
<全体のコメント>
手慣れているなぁというのが、第一印象です。
ウェブサイトに掲載する項目の選び方や
それを表現するデザインについても。
マンション広告にありがちな
「目立つ=派手」という図式で頭がカチカチな
抵抗勢力系オジサンのディベロッパー担当者が
指示をして制作したというふうには見えません。
少なくともHP上では「良質なマンション」という雰囲気づくりに
成功していると言えるのではないでしょうか。
雰囲気だけで中身がないのは本末転倒ですが、
雰囲気(「ブランド」という言葉に置き換えてもいいかもしれません)
づくりは大切です。
本論から外れるので詳細は割愛しますが、
マンションのブランディングって日用品などの消費財とは異なり
特殊な要因があるゆえ難しく、軽視されがちです。
ディベロッパーの取り組みは、まだまだ足らないというレベル。
閑話休題。
すべての項目をチェックしたわけではありませんが
雰囲気だけでなくスペックもいいレベルに達している物件だと思います。
人気には、それなりの理由があるわけですね。
もちろん、小さなポイントまで見ていきますと
何ゆえサイト上に情報が掲載されていないのだろう
と疑問を抱くところもありますが、
モデルルーム販売員などへの確認が煩わしいほど
いくつもあるわけではありません。
マンションの魅力をウェブサイト上で
いかにして効率的なコミュニケーションで
潜在的な顧客に伝えるか、という視点から見ても
同業のマンションディベロッパーにとって参考になるかもしれません。
【上記は2005年11月17日現在のWebサイトに掲載されている内容に基づきます。また、数値などは正確であるよう に努めていますが実際と異なる場合もあり得ますので、購入を判断される際には必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。万一、当ブログの 情報に基づいて何らかの不利益を被られても当方は一切の責任を負いません。】